家計診断でお悩みの方には、ファイナンシャル・プランナーに相談がおススメ。

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ファイナンシャル・プランナーによる田中さん家の家計診断!

田中さん家の問題点

ファイナンシャル・プランナーの目で見て、今回のご相談者田中さんの家計診断を行って気になる点は食費と子ども費、そして保険です。食費に関して言えば、子どもの年齢の割に多く、外食費も合わせると60,000円になります。平成21年度に内閣府の行った「インターネットによる子育て費用に関する調査」によると、子どもの食費は成長とともに増加し、中学3年生の食費は5歳の子どもの1.6倍、小学1年生であれば、1.4倍です。今からこの金額だと、先々食費が家計を圧迫することになりかねません。

また、田中さん家族だけでなく、ファイナンシャル・プランナーとしてご相談を受け、家計診断を行うほとんどのご家庭に言えることですが、小さいお子さんの習い事に費用をかけすぎているご家庭が少なくありません。今回のご相談者田中さんの場合も、上のお子様が3つ、下のお子さんが2つの習い事をしており、子ども費が50,000円かかっています。今後、小学校高学年から中学校、高校へと進むと、学校自体にもお金が必要になってくる上に、塾に通う必要も出てくる可能性があります。習い事も大事ですが、余裕を持って通わせられないと、せっかく面白くなってきたところで辞めなければならなくなるかもしれません。習い事の数を絞ったり、費用をかけずに学ばせたりする工夫は必要になるでしょう。

次に、保険についてです。生命保険文化センターの平成24年度 生命保険に関する全国実態調査によると、日本の生命保険の世帯加入率は90%以上もあります。加入世帯の年間払込保険料は平均で41.6万円、30年間支払ったとすると、なんと1,248万円にもなります。そのため保険料の節約ができないかと相談される方は非常に多いです。田中さんの生命保険料は20,000円です。これは高いのでしょうか?保険の場合、保険料のみで高い、安いと判断するのではなく、その保険の保障が田中さん家族の状況に合った内容なのかを考える必要があります。現在の家族状況から万一の場合の必要保障額を算出し、必要以上の内容であれば保障内容を変更することで保険料の削減につなげられるでしょう。

理想の将来を実現するために

ファイナンシャル・プランナーとして相談を受け、家計診断を行う場合、ご相談者には家族全体のライフプランを立て、長い目で見たお金の収支を目に見えるようにすることをまずご提案しています。ファイナンシャル・プランナーが家計診断を行う際には、ご相談者ご家族にとっての理想の将来像を思い描いていただき、そのためにはどのタイミングでいくら必要になるかを把握していただくことが必要不可欠だからです。

子どもは年々成長し、食費も学習費もかかるようになります。しかも、2人子どもがいれば、単純に費用が2倍になるだけでなく、進学のタイミングが重なれば更に家計を圧迫することが予測されます。田中さんのご家庭は、お子さんの年齢が2歳差なので、順調にいけば進学のタイミングが重なることはありませんが、もし上のお子さんが大学受験の際に浪人すると、上のお子さんの大学進学と下のお子さんの高校進学が重なることも考えられます。また、2人とも大学に進学した際には、大学の学費を同時に支払う時期が出てきます。そのことを把握できているかできていないかによっても、現在の出費を見直す意欲に差が出てきます。将来のビジョンが見えているかどうかが家計に与える影響は大きいのです。

 

早い時期に相談を

ファイナンシャル・プランナーに相談し、家計診断を受けるご家庭の場合、今現在の状況を見て家計が苦しいと感じているケースが多く、既にかなり改善が難しい段階になってから相談に来られることが少なくありません。余裕がある段階でご相談を受けることはまれで、相談時期によっては、理想の将来像の変更を余儀なくされる場合があります。ですから、改善の余地が多く、少ない負担で家計を見直せる早い時期に相談することをおすすめします。

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