家計診断でお悩みの方には、ファイナンシャル・プランナーに相談がおススメ。

  1. HOME
  2. 田中さん家の解決策

ファイナンシャル・プランナーによる田中さん家の家計診断!

田中さん家の解決策

今回のご相談者田中さん家族の場合、ファイナンシャル・プランナーの目から見て、まず気になる点が保険です。ご相談者田中さんご家族の場合、現在のご主人の月収が32万円で、奥様のパート収入が3万円です。ご主人にもしものことがあった場合の生活費は現在の70%が目安とされています。また、奥様が今以上にパートで収入を得ることを考えていることも加味し、子どもが独立するまでに必要な生活費を計算してみます。

1か月の生活費は 生活費35万円×70%=24.5万円
奥様が1カ月に+4万円パートをしたとすると、
年間の生活費=(24.5万円-4万円)×12カ月=246万円になります。

下のお子さんが22歳になるのが17年後ですから、下のお子さんが22歳になるまでに必要な生活費は
246万円×17年=4,182万円 です。

ご主人が亡くなった場合に遺族に支給される公的年金制度の1つに遺族年金があります。
遺族基礎年金は1年間で780,100円+子の加算で計算されます。第1子、第2子の場合は1人につき224,500円加算されます。そのため、田中さんの場合、

遺族基礎年金は1年間で約100万円ですから、約100万円 × 13年(下のお子様が18歳に到達するまで) + 約22万円 × 11年(上のお子さんが18歳に到達するまで) = 1,542万円

厚生年金加入者がもらえる遺族厚生年金は、原則的に一生もらえますが、子どもが22歳になるまでの金額を現在の標準報酬月額に基づいて計算すると、およそ750万円になります。

ですから、必要保証額は、4,182万円-1,542万円-750万円=1890万となります。お子さんの独立後の奥様の生活費、学費にもっと備えておきたい場合はもう少し大きな保障が必要ですが、子どもが独立までの生活のみを考えるのであれば約2,000万円が目安となります。

きちんと目に見える数字で目標額を決めることが必要です

ご相談者田中さんの場合、保険のセールスマンにすすめられて加入したと言う保険の保障額は何と5,000万円。ご相談者の田中さんには、ファイナンシャル・プランナーとして真っ先にこの保険の見直しをおすすめしました。現在は20,000円程度で収まっている保険料も、更新すると約倍に跳ね上がる可能性があります。更新時期がちょうどお子さんの進学時期と重なっていたため、このままかけ続ければ、後々さらに家計を圧迫することは目に見えています。したがって、奥さまともご相談させていただいた上で保障額を見直し、支払い可能な保険料の保険に入り直すことになりました。
また、お子さんの習い事に関しては、本当はやりたがっていないが、やらせていたものもあったと言うことで、お子さんとも相談した結果、上のお子さまの習い事を1つ減らし、他の習い事も月謝の負担が少ない教室に変更することにされました。

約25,000円節約できました!

更に食費ですが、奥さまがお子さまの習い事で忙しく、お惣菜を多く利用していたことや、お子さんが欲しがるお菓子を言われるがままに買っていたことを反省点として挙げておられました。そのような点をもとにご家族で相談されたところ、ご主人はもっと家事を手伝うことにし、奥さまはなるべくお惣菜の利用は減らす、お子さまはお菓子を買う際にはかごに入れてもいいか毎回相談すると、それぞれ約束ごとを決められたそうです。これらのことにより、田中さんご家族の家計の支出はこの3点だけでも約25,000円節約(月々の保険料:7,000円、お子さまの習い事代:10,000円、食費:8,000円)できることになりました。
一度に多くの改善をすることは難しいですが、もし余裕があれば他の項目も改善できないか確認してみてもよいでしょう。固定電話費7,000円はインターネット回線を利用する電話に切り替えることで、費用を抑えられる可能性がありますし、電気・ガス・水道の光熱費も日々の生活で節約できる部分はないかチェックすることで更に改善ができる可能性があります。

田中さんが今回のことにより「プロの家計診断はやはり違いますね。ファイナンシャル・プランナーさんに相談して良かった」とおっしゃってくださり、非常に喜んでいただけました。田中さん家族の場合、まだ相談される時期が早かったので、見直しの効果がでやすかったと言えますが、中にはかなり切羽つまってからの相談にこられるファイナンシャル・プランナー泣かせのケースもあります。もし家計に対する不安を少しでも感じられるようであれば、早めのご相談をおすすめします。

無料のFPナビで、FPを探してみる

家計収支の基礎知識

田中さん家の家計診断

ファイナンシャル・
プランナー(FP)とは?

ライフスタイル別
FPに相談できるコト

ページトップへ